居つき
「居つく」とは
その状況にとらわれることです。
意識や思考が
それ以外を考えられなくなり、
常にそのことばかり考えて
周りが見えなくなります。
過去の出来事にたいして、
未来の不安に対して、
今感じている感情に対して、
居ついてしまい、
他のことが考えられなくなります。
そこから考えることは、
嫌なこと、不快なこと、マイナスなことから
逃げ出すための選択であり
避けるための選択です。
どうしたら今の状況から抜け出せるか、
そればかり考えているから
常に思考はネガティブな感情であり、
そこから抜け出せても
決して問題を解決したわけではないので、
しばらくすると
また同じ問題が起きてきます。
居つきは問題に
より強いエネルギーを送り続けることになり、
とらわれている間は
つらい状況が続きます。
それは、問題だと思っていることに
悪い意味で集中しているので、
問題のエネルギーが大きくなり、
他のことが入ってくる余地がなくなります。
どんな問題でも
自分自身が居つかなければ、
勝手に消えていきます。
居ついてしまうから
その問題が自分にとって
大きな問題になってしまい、
なかなか消えないのです。
答えがわからないのなら
考えても答えは出ません。
問題が起きても
それを変えられるわけではなく
起きたものは仕方がないのです。
結局は
「なるようにしかならない」のです。
川は流れをせき止めると
水が濁ります。
これが居ついている状態です。
あなたの思考や感情が、
川に次々とせき止めるような石を
投げている状態です。
川に大きな石という「問題」が投げ込まれても
あなたの思考や感情で
さらに石を投げ込まなければ
川は流れていきますし、
そのうち業者さんが取り除いたり
石も削れてなくなるかもしれません。
問題を解決しようとせず
「なるようになる」という思いで
居つかないように
意識をそこに置かなければ
答えは勝手にやってきて
あなたは結果という「答え」をもらいます。
その時にはじめて起きてきたことの
意味を知ることになります。
その時だけの思考や考えで
居つきを引き起こすと
そこに固定されている状態になります。
人生を前に進めていない、
停滞している状態です。
居つかず、
常に自分の望むものに意識を向けていれば
あなたの問題は気づきとともに
解決していきます。
なるようにしかなりません。
起こったものはしかたありません。
執着しても変わらないものは変わりません。
何事にもとらわれず
不安定の中の安定している部分に
意識を向けてください。
それはあなたが実現したい
望む現実です。