欠乏にとらわれる
自分の人生が満たされていないと
感じる時に出てくる「欠乏」は
常に何かが不足しており
それを満たす為に
外から得ようとします。
こうあれば幸せなのに、
これができれば楽しいのに、
その為にはこれが必要、
これがないと楽しくない、など
外からの「何か」で満たさないと
欠乏は無くならないと思い込んでいます。
そして、
たとえ外から得られ満たされたとしても
それは一時的なもので
満たされた後にまた欠乏が起こり
結局はなくなりません。
現実世界は
自分の内側の意識が現れているだけです。
自分が欠乏を抱いているから
現実世界に欠乏が現れているに過ぎません。
欠乏を手放す為にはまず
欠乏があるという意識や思考を
手放さなければなりません。
それが出来ないことには
穴の開いたバケツに水を注ぐこと同じで
いつまでたっても
満たされることはありません。
欠乏に意識が向く時は、
満たされている部分から意識が外れている時です。
そして感謝を忘れている時です。
全ての出来事は当たり前ではありません。
自分が生きているのも、
元気でいられるのも、
ご飯を食べられるのも、
家があり布団で寝れるのも、
それだけでも充分与えられています。
今与えられているものに
気付くことができれば
どれだけ恵まれているかわかると思います。
どれだけ望んでも
生きられない人もいます。
命に関わる病気で毎日苦しんでいる人もいます。
食べたいものを食べられない人もいます。
その様なことが出来るだけでも
充分幸せなはずです。
そこから意識が外れるということは
当たり前と思っていることへの
感謝を忘れてしまっているからです。
今ある与えられた幸せに感謝し、
自分は恵まれていると自覚できてくると、
自分で自分を満たすことが
出来るようになってきます。
自分が満たされると
それが現実世界に反映されます。
愛情が不足しているのなら
自分が愛されていると感じることを探します。
お金が不足しているのなら
今のお金で出来ていることを見つけます。
これが足りていない、と考えるより
これもできてる、これもある、と感じることが
欠乏を手放す一歩になります。
外側からのもので
自分を満たそうとしても
ずっと満たされることはありません。
それより自分で自分の内側を満たす方が
いつでも自分を満たすことが出来ます。
それができるようになると
欠乏を感じることはなくなります。
そして外側からも
満たされていると感じることが
増えてきます。
先ずは自分の内側のバケツの穴を
塞ぐことから始めてください。
そこから満たされる人生が始まります。