くれくれさんになっていませんか?

人の価値を認めるということは

自分の価値を認めてもらうことに

繋がります。

人は自分の鏡です。

あなたの認識が

自分の周りの世界を作ります。

 

意外に気付かずやっているのが

今回の「くれくれ」さんです。

 

悪気はないのですが

自分で解決しよう、向き合おうとするより

早く自分を満たしたい思いから

面倒は避け、

誰かにすぐに答えを求める人です。

 

優しい人は

人から頼みごとをされると

断ることがなかなかできません。

相手に嫌な思いをさせたくないので

あまり気が乗らなくても

頑張ってしまいます。

 

何かをしてもらったり

何かを教えてもらったりすることは

その人の大切な時間を奪い

労力をつかわせます。

その価値をちゃんとあなたは認めていますか?

 

お願いすれば

何でも簡単に引き受けてくれるから

当たり前のようになっていませんか?

感謝しても表面だけになっていませんか?

 

そこの気持ちや価値の部分が抜け落ち

自己満足の為だけにお願いするような人が

「くれくれ」さんです。

 

人は、

初めはその人が喜んでくれたら、という

気持ちがあるので頑張れますが

当たり前のようになってくると

どんなに信頼関係があったとしても

段々と嫌になってきます。

 

感謝も薄いまま、

自分の都合の良い時だけすり寄ってきて

自分の利益にならないと思ったら

簡単にはなれ、また別の人を探し、

あの人は~だ、などと陰で悪口をいい、

自分を良く魅せて他の人に取り入られようとします。

けど最終的には

いろんなところで同じようなことをしているので

信用を無くし、だれからも

相手にされなくなります。

 

このようなくれくれさんと付き合うのは

心が疲弊するので

関係を持たないのが一番です。

そして、自分はそうならないよう

注意してください。

 

実話かどうかわかりませんが

面白いピカソの逸話があります。

 

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あるご婦人がレストランでピカソに近づいて

「ナプキンに何か描いてくださらない?」と頼み、

ピカソは絵を描きました。

気に入った彼女は「いくらでも払うわ」
ピカソは「1万ドル(130万円)ですね」

驚いた女性はこう言いました。

「あなた、30秒で描いたんじゃない」

ピカソはこう答えました。

「ここまで描けるようになるのに
40年間かけたんですよ」

 

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何かをしてもらうことや、何かを教えるにも

その人が時間やお金、労力をつかって

出来るようになったり学んだことです。

 

それに対して

価値を認めていない、対価を払わないというのは

その人に敬意を払っていないことになります。

敬意を払わないということは

価値があるものと認めていないのです。

だから気軽にお願いしたり

タダで教えてもらおうとしたりするわけです。

 

その時は得をしたように思うかもしれませんが

あなたが認めなかった価値は

他の人があなたに対して同じことを

観せてくれます。

あなたが頑張ってることがあっても

人はそれを認めてくれません。

だって、あなたが同じことをしているから。

 

そのような状況にならないように

ちゃんと相手の価値を認めるということを

常に心がけてください。

どんな人にも。

 

人の優しさは

当たり前ではありません。

お金を払っていても

当たり前ではありません。

それを当たり前だと思っているから

不平不満がでるのです。

ちゃんとそれが理解できれば

人が何かをしてくれることに

感謝しかでてこないはずです。

 

今一度、自分の中にそのようなことが無いか

じっくり考えてみてください。

もしかしたらあなたの行き詰った問題の

原因がわかるかもしれませんよ。