囚われや執着が苦しみを生む
何かに対して囚われる、執着することは
そこに対して感情が動きます。
自分の現状が上手くいっていないのであれば
その「問題」について考える時間も長くなります。
そしてその答えを探そうと
過去に起こった出来事に理由付けをしたり
未来のために心配したり不安になったり
自分の心は今にいれなくなります。
自分の感情にとらわれるということは
エゴに支配されている状態です。
答え探しに思考を使い
納得するまで頭を働かせますが
エゴに支配されている限り
本当の答えは見つかりません。
エゴの答え探しは
自分の心を納得させることで
安心感を得るためのものであって
答えを求めているわけではないからです。
そして同じことを繰り返し
心は疲弊していきます。
良くも悪くも意識が現実を作ります。
そもそも「問題だ」という意識自体が
自分自身で問題を作り出し
自分の現実にあるものと認識して強く反映させているんです。
自分自身が問題だと認識しなければ
そもそも問題は現実に存在できないんです。
これは悪い現実だけではなく
良い現実にとっても言えることです。
良い現実にとらわれている限り
対極にある悪い現実も存在させます。
良いことがおきれば悪いこともあるというのは
こういうことです。
どちらにも囚われず執着しなければ
どちらにもぶれない真ん中にいれます。
ぶれなければ感情は動きません。
感情が動かなければ絶対的な安心感の中にいれます。
その中で自分の望む目標を
良い悪いでとらえずに
当たり前に来るものだと
疑いなく信じることができるのであれば
その目標は達成できると思います。
なかなか難しいかもしれませんが
自分の思考に注意して
囚われていないか、執着していないかを
常に意識してみてください。